0. わからないことは誰に聞けばいい? ラリーの現地観戦でわからないことがあったら、前もって主催者さんのHPから質問してみましょう。
メールアドレスや質問欄など必ずあると思います。
タイムスケジュールなどは、前もってHPからコピーアウトしていくと、現地で何をすればいいのか
悩まなくてすみます。
ギャラリーステージでのわからないことは、オフシャルの人に訪ねると良いのですが、
観戦や選手のことは側にいるギャラリーに聞くのが一番です。
近くを見渡し、マッタリしているギャラリーが居たら話しかけていろいろ教えて貰いましょう。
ラリーの事なら、けしてイヤな顔なんてしないはず、いろいろ丁寧に教えて下さると思います。
ラリー友達が増えると、これからのラリー観戦も、もっともっと楽しくなると思いますから。
1. 全日本ラリーって3日間もあるの? たとえば全日本ラリーの日程表記が、4月11(金)〜13日(日)とします。
でも、3日間ずっとタイムを競い合う競技があるわけではありません。
競技自体は、1日で走りきる設定の場合もあれば、2日に分ける場合もあります。
表記されている3日間のうち、最初の1日目はセレモニアルスタートにあてられる場合が多く、
2日目から我々が観戦できる「ギャラリーステージ」が設定されている場合が多いです。
我々はその「ギャラリーステージ」を見ることを一般に観戦するいいます。
ギャラリーステージの設定は、観戦ラウンドによって違いますので、主催者さんのHPでお確かめの上
観戦に行ってくださいね。
全ての競技終了後にはセレモニアルフィニッシュがあり、テレビなどでよく目にする
華やかなシャンパンファイトなどのセレモニーがおこなわれます。
2. 開催期間であれば
いつ行っても見られる?
開催期間であればいつ行っても見られそうなものですが、我々が見られる競技走行は
「ギャラリーステージ」のみです。
テレビ等では自由に見ているように思えますが、日本では安全面が最優先に考慮され、決められたポイントでの観戦となります。
チョッと窮屈なようですが、目の前を全開で走り抜けてい競技車を生で見るのはとても迫力がありますし、なんといってもラリーの楽しみは走行だけではなく、「サービス風景」(競技途中、車をメンテナンスする時間)や、観戦するラウンドのラリーによってはイベントなども用意されているので、ラリーを見てみようと思う人であればけして退屈することは無いと思います♪
3. 走っているところを見たいけど、
何時にどこに行けばいいのか
わかりづらい。
タイムスケジュールやプログラムというものを見ると、○:○○時「ディ1、SS1 先頭車スタート」と書かれています。
でも、我々ギャラリーの観戦「ギャラリーステージ」はそこではありません。
いくつもあるSSのどこに「ギャラリーステージ」が儲けられているかは開催ラウンドによって違いますので、ラウンドごとの主催者さんが発表するタイムスケジュールやプログラムで確認してください。
そこに何時までにどこに集合してくださいという事が書かれています。
もちろん、ラリー開催の朝一から先頭車を見送るのもステキです。
お祭り気分の華やかなセレモニアルスタートとは違い、今から全開走行をするという緊張感があり、それもまた良いものです。
(スタート地点と時間も主催者さんが発表するタイムスケジュールやプログラムに書かれています。)
4. どうして優勝した人が何人も居るの? 全日本ラリーは車の性能によってクラス分けされています。 
改造は決められた範囲内ですので、大まかに言って排気量で分けられています。
そのクラスごとに優勝者が決められます。
なのでセレモニアルフィニッシュではクラスごとの勝者が表彰されます。
もちろん、総合優勝というものがあり、どの車種であれ一番早かった人がラリーの優勝者です。
年間10戦のラリーが終わった時点で、一番沢山ポイントをとった人がシリーズチャンピオンです。
2007年のシリーズチャンピオンは『勝田範彦選手』コ・ドライバーは『北田 稔選手』。
3位ぐらいまでは覚えておいてくださいね。
5. チケットはどこで売ってるの? チケットの販売ルートは開催されるラリーによって違います。
ローソンやぴあなどのチケットセンターで売られることもあれば、現地販売の事もあります。
ラウンドによっては観戦料が無料のラリーもありますので、行きたいラリーが決まったら前もって調べてください。
6. サービスパークへ入るのに
チケットはいるの?
サービスパーク見学にチケットは要りません。 原則的に見学は自由です。
但し、ラリーカーが帰ってくる時間帯は人の出入りが激しく、すぐ側をラリーカーが通過します。
ここまで入ってOKですという目に見える仕切りはほとんどありませんので、テント内に立ち入ったりせず、周囲に気を遣い、自分で自分の身を守る事を心がけて下さい。


今さら聞けない、全日本ラリーのそーとー大まかな流れ。

ラリーの拠点となるサービスパーク。
サービスパークに全てのラリー参加者が集まっています。
ラリーによって参加台数は違いますが、だいたい30〜50台ほどのラリーカーがエントリーしていますので、
サービスパークはかなり広い場所に設けられます。

セレモニアルスタート。
ラリー競技を行うのは、本州では林道のような人があまりいない場所が多いので、
セレモニアルスタートのような華やかなイベントは、少し移動して街中でおこなわれることが多いです。
コレを見たい方は場所を確認してくださいね。

競技としてのラリースタート。SS1〜
ラリーによって異なりますが、だいたい一日に10カ所程度のSSをゼッケンNo1から1台ずつ1分間隔で順番にスタートします。
SS(スペシャルステージ)は公道の一定区間を封鎖してラリーカーだけを走行させる状態にしています。
その一定区間内をどれだけ短いタイムで走りきれるかを競い合います。
最後のSS終了時点で、全てのSSの合計タイムが一番少ないチームが優勝です。

他のモータースポーツのように決められた場所を何度も走るわけではありません。
(リバースと言って同じコースを逆走する事はあります。)
SS〜SSの間はつながっているわけではなく、1つのSSを走り終えた選手達は、そのままラリーカーにのったまま次のSSまで移動します。
これを「リエゾン」といい、一般の交通ルールに従い、ゆっくりと次のSSに向かいます。
(けして1つの山に1つのSSというわけではありませんのでお間違えなく。とにかくイラストのようにSSはサービスパークを基点に点在しています。

サービスタイム。
さすがにラリーカーも選手も一日中走り続けているわけではありませんので、
お昼の時間頃には1度サービスパークに戻ってきます。
戻ってくる時間も全車一斉にではなく、走行順のゼッケンNo1から帰ってきます。
この時間に、選手は食事を、ラリーカーはタイヤ交換や不備があればメカニックさん達によって修理されます。
もちろんコレは全て競技中の一連の流れなので、規定時間内にサービスを出て次のSSに向かいます。

セレモニアルフィニッシュ。
モータースポーツではおなじみのシャンパンファイトなどがおこなわれ、
華やかに優勝者をたたえるセレモニーです。



私をラリーに連れてって。

どのラウンドのラリーを見に行くか決める。

開催場所の近さで選ぶが、グラベル(アスファルトを引いていない土の路)やターマック(アスファルトで舗装された路)という走行路の違いで選ぶか。
イベントの楽しさ(ゲストが来る場合も)で選ぶが、周辺観光地もチョイスの一つになるかもしれません。
どう観戦するかは自分で決める。

セレモニアルスタート〜シャンパンファイトのあるセレモニアルフィニッシュまで、主催者さんが発表するタイムスケジュールやプログラムを見て、自分の都合でチョイスする。

我々ギャラリーが見られるのは、「セレモニアルスタート」、
「ギャラリーステージ」、「サービスパーク」、「イベント(ある場合は)」、
「セレモニアルフィニッシュ」のいずれかです。
一般的なのは、ギャラリーステージとセレモニアルフィニッシュを見るパターンですが、
私個人的には時間の余裕があるなら、サービス風景はオススメです。
ギャラリーステージを見に行く。

観戦できるギャラリーステージの時間を確認し、必要なものを揃え観戦場所に移動する。
(各ラウンドのラリーの観戦ガイドを参照してください)

ラリーカーが走行するまでにはかなり待ち時間がありますので、
こんな機会に近くの方とお話をさせていただくと楽しいです。
初心者なら初心者同士で話に花が咲きますし、ラリー通の方とならいろいろな
裏話?なども聞けるかもしれません。
とにかく、ラリーが好きでこの場にいる仲間ですから、一言いかがでしょうか♪
走行終了後の楽しみ方。

シャンパンファイトを見よう!
走り終えた選手達はとても良い表情をしています。
その素晴らしい走りと、勇姿をたたえましょう♪
サインなどもこの時間が一番貰いやすいと思います。
色紙、写真、その選手が載った雑誌など、持参していくと良いでしょう。

「は〜い、家に帰るまでが遠足ですよ〜」と昔言われたとうり、
家に帰るまでがラリー観戦です。
凄い走りを見たからといって、いつも以上に踏み込まないで安全運転でお帰り下さい。

聞かなくてもいいようなことまで、そっと教えるラリー豆知識。
好きな全日本選手でも、自分が観戦できるラリーに
エントリーするかどうかはわかりません。
主催者さんが発表する「エントリーリスト」を見て
出場の有無を確認してください。
でなければ、せっかく見に行っても
お目当ての選手が出ていないということもあり得ます。
ラリー観戦は、ギャラリーポイントという安全に
配慮された場所での観戦になります。
でも、ラリーを見るなら基本的にイン側で
見ると言うことを覚えておきましょう。
「自分の身は自分で守る」これは
どんなモータースポーツにも言える大前提です。
ギャラリーの、やってはいけないetc。
ここでは、ギャラリーとしてやってはいけないことを書きます。
ラリーは他のモータースポーツと違い、選手と観客の垣根がほとんどありません。
無いから観客も同じ目線でラリーを楽しむ事ができるぶん、どこまで立ち入っていいのかという
線引きが難しいと言えます。
もちろんそれは人としてどうだろう?と言うレベルのものは論外ですので、
各自で御判断のうえ、楽しくラリーを観戦いたしましょう♪
選手の皆さんは、ラリー期間中はたとえヒマそうに見えているときでもずっと競技中です。
スタート前、タイムコントロール、20分前後の短いサービスでは、選手に話しかけないようにしましょう。
選手同士が楽しそうにお喋りしていても、それは互いに情報交換をしている場合が多いので、
話しに割り込まないようにしましょう。我々は選手ではありません。
セレモニアルスタート前、40分前後のサービス、
セレモニアルフィニッシュ前後、表彰式では、『よろしいですか?』と、おたずねしてから話しかけましょう。

その他の場合、どんな時でも一言『よろしいですか?』とお聞きするのを忘れないでください。
サービスの合間にどうしてもサイン等が欲しい場合などは、選手ではなくサービスのどなたかに
「サインをいただきたいのですが」と御願いし、それを選手に伝えて貰うのがベストです。
選手もノントラブルでサービス作業がスムーズに行われている場合は、
側に行くと選手の方からコチラにきてくださいます。
もしも来て下さらない場合は、タイヤチョイスで悩んでいたり、見えない部分にトラブルを抱えていたりと、
それなりの理由があることを理解しておいて下さい。

*注*
とにかく全日本戦は、ラウンドごとにいろいろ違うところが多いので、
必ずその都度主催者さんのHPでタイムスケジュール等を確認してください。