『KYOTO南丹ラリー2007 in ひよし』
=サービス隊・体験記編=

今回はいつものギャラリーではなく、『ケイタリングサービス』をさせていただきました。
私のラリーに関してのポリシーは「人生ギャラリー!」。
でも、ラリーを知ってもらいたい、ラリーを好きになってもらいたいという気持ちも、人一倍あります。
「ラリーを好きになる」には、私のようにギャラリーとして見ること、自分が走りたい、
ラリーをする側に行きたいという様々な選択肢があります。
以前からHP等で「オフシャルやサービス隊をやってみませんか?」とその選択肢の一端を
オススメしていた手前、私も一度はやってみないと、説得力に欠けるなぁ…と思っていました。
そして今シーズン、ニシオ・ガレージの山口顕子さんが北村和浩選手のコ・ドライバーで
選手復帰されているので、サービステントがいつもより手薄。
そして開催地京都は我が家からはわりと近く、相方も休みが取れてお泊まり観戦が可能、
もちろん選手は「北村選手・山口選手」「松岡選手・木村選手」!!!
ダメ押しが
「炭山裕矢選手がスキップで京都には来ない…」というロイヤルストレートフラッシュ!
よし!全開でお手伝いできる。!(^^)!
「サービスのお手伝いやらせてください!!」とお願いし、
「お願いします♪」と快諾していただきました。
ラリーが終わって、まだ気持ちが高揚したままで、今回の体験をどう表現して良いのか
困っていますが、思うところいっぱい、反省点多数、でも、嬉しかったこと、わかったことが
ほんとうに沢山ありました。
きっとこれから時間がたつにつれ、じんわりじんわりその思いが湧いてきそうです。
今回のレポだけでなく、思い出したようにまたつらつら書き連ねていくかも知れません。
長くてくどいジュディーの文章?・・・・(コドラの石田選手みたいに流暢ではありませんが)
どうぞ最後までおつき合い下さいませ。



以前からサービス隊をやってみたいと思っていた私。
料理は得意…でも家で料理を作るのとラリーでケータリングサービスをするのでは、要領がまるで違いますよね。
なのでいきなり「サービス隊をさせて下さい♪」とはとても言えませんでした。
フツーは言えると思いますが、これは性格的なもですのでお気になさらず。
とりあえず失敗してもテヘッ♪で済むお年頃ではないと言う事で…。
どんなことでも「やる限りはプロ」というのが私の信条。←(気持ちだけね。実際は失敗も多いです^^;)
そこで何回か「ニシオガレージ」の走行会のお手伝いで食事を作らせていただきました。
少し経験値を上げ、勇者様と一緒にボスキャラと対決(誰のこと?)でございます!!

当日、おおむね晴れの予想。 確かに最初は良い天気になりそうな日差しもありましたが・・・。
時間がたつにつれ気温は下がる一方、しばらくすると激しい突風と、時折降る天気雨が続きます。
どのチームもタイヤ選択で頭を悩ませる難しいラリーに・・・・・・なっている頃、テントの中では激しい突風に悩まされていました。
テントがあおられ、6畳ほどのテントがアッ!と言う間に4畳半!!
ズリズリ移動していくテントをメカニックの皆さんが慌てて補強いたします。
お隣ではあわや飛んでいきそうになったテントにぶら下がり、なんとか事なきを得ます。 ラリーは自然の中で行われる競技です。

 
京都のギャラリーステージは広々とした芝生、見晴らしが良くてやっぱりステキです♪ 右の写真はサービスパーク全景。
これでお天気が良かったら・・・・いえいえ、どんな天気だろうとラリーはその都度、楽しさの発見があるのです。

 
ギャラリーコースが見渡せる小高い場所にサービステントが設置され、何とも贅沢なロケーションでした。


ケイタリングサービスって、選手が戻ってくる時間を考えながら食事を作る。
その前後にメカニックの人達の食事も作る。
大まかにはそんなところ。
もう少し細かく言うと、食事の後片付け、待ち時間にメカニックや監督が飲んだコップの後片付け。
すぐに何かつまめるようにおむすびを作って置いておいたり、頂き物のお菓子等を並べておく。
ポットのお湯を切らさないように水を継ぎ足す。
とにかく皆さんが困らないように小さな事に気を配る・・・です。
いやぁ〜慣れないと、これがなかなか難しいのです。(-_-;)
今回は強風のため、火に鍋をかけてもなかなか暖まらなくてサービスinしてきた選手のうどんがぬるかったり、
逆にみそ汁が吹きこぼれたり。
普段の生活では絶対しない失敗をしてしまい、かなり…そーとー…落ち込む。_| ̄|○
ほんとうにケイタリングサービスをする人の大変さがよ〜くわかりました。
でも、こんなお手伝いでもみなさん喜んでくれていたみたいでほんとうに嬉しかったです。


 
ドライバー北村和浩選手・コ・ドライバー山口顕子選手。(移動中)
この時、影でもわかるとおり日が照って道はすっかり乾いておりますが、その後は降ったりやんだり、また日が差したりと、
とにかくめまぐるしい天候の変化でした。

 
左は勝田選手のコ・ドライバーの北田選手、右は石田正史選手のコ・ドライバー宮城選手。
このお二人と比べると、山口コ・ドライバーは半分ですね。(^^;)

 
昨年このカーブではラリーカーが数台餌食になっておりますが、今年もすでに黒いスキッドマークが外に向かってクッキリと付いております。
 
北村選手の走行。 いつもながらすごい所を走ってます・・・。(^O^)
 
今回SS1でトップタイムを叩き出した松岡選手。
 
いきなり入ってきた嬉しいニュースに、思わず「おお〜っ♪」でございました。
 
昼過ぎ45分間のサービス。
今回、ケイタリングサービスをするにあたり、北村選手に「うどんとおにぎり」「鰻丼と肝吸い」「パスタとサラダ」っていうメニューだったら
どんなかんじが良いですか?とお尋ねしたら、「うどんとおにぎりのセットでお願いしま〜す」と言うことで、今回の昼食はうどんとおにぎり。
でも、風でうどんの鍋がなかなか温まらず・・・まことに申し訳ない。(-_-;)


 
二台とも見た目は無傷です。 ホッとします・・・♪
 
残りのSSに向けて選手の皆さんは情報交換をしています。
 
一息ついて、行ってらっしゃいませ〜!
 
選手は一生懸命走っています。
 
一仕事終え、選手を送り出したメカニックは、チョッピリほのぼの遊んでおります。
自転車よりもジャッキの方が早そうなのは気のせいですよね・・・。(^_^;)

 
レグ1最終のサービス。
今回はサービスパークに人が入れないとの話がありましたが、数メートル前のテープか張られたところとまでと、
・・・・とりあえずテントの後ろには来られたようです。  これではまるで面会に来た人達っぽいのですが・・・。(^^;)
しかし、さすがは北村選手でございます♪ファンのかたとお話しをしたり、扇子をひろげてポーズをとったり、めいっぱいのサービスをなさっていました。

 
ということでレグ1最後は、コ・ドライバー木村選手が可愛くコーヒーを飲む姿をお楽しみ下さい♪


レグ1のお宿。
私と相方、ひささんとM☆マユミちゃんと4人でバンガローに泊まります。
近くのバンガローには西尾監督とメカニックの方々が泊まっていましたので、買い出しに行って一緒に晩ご飯を食べました。
この宿泊施設、バンガロー以外にも普通の宿泊施設があるので、ラリー関係のかたが多数お泊まりになっていたようです。

 
オシャレな8角形の建物、二階部分にベッドが4つ、下はリビングとソファー等がゆったり配置されています。
なかなか快適でした。・・・・・大きなムカデが出没した以外は。(T_T)


レグ2の朝。

 
追い上げたいとの願いを込めて・・・。 レグ2が始まります。
 
若きエース達の表情も真剣です。
緊張だけでもなんですので、ココで小ネタを。 
レグ2の朝食用にコンビニでおにぎりも購入。 そのとき、ベーシックなおにぎり「鰹節」とか「鮭」とかの他に一ヶだけ「オムライス」という
チョッピリ可愛いトラップを仕掛けてみました。 誰が食べるのかワクワクしながら見ていると、コ・ドラの木村選手が釣れました。
なるほど〜♪な、感じの直球ストライクでした♪ヾ(@^O^@)ノ

 
いってらっしゃいませ〜!

さて、車が出て行き、もう競技中に車が戻ってくることはありません。 後はパルクフェルメに車を置いた選手が、歩いて戻ってくるのを待つのみです。
撤収準備のため、雨で湿った板を乾かそうと立てかけております。
それがこの後、新たな競技へと発展するでございます。 お楽しみに。(^_^;)



北村和浩選手・山口顕子選手3位でポディウムフィニッシュです!
 
無事に戻ってきてくれて良かった。 ほんとうに良かったです〜。(^O^;)
石田選手組、勝田選手組ともボンネットに乗られたため、上の写真はちゃんと撮れていませんが、
北村、山口両選手ともボンネットの上に乗ってのでガッツポーズです。

 
皆さん手を差し出してタッチしていきます。 荒れた天候の中、最後まで見て下さったギャラリーと嬉しいふれあいです。
 
松岡選手と木村選手にはインタビューがありませんでしたが、車外に出てポーズくらいはとってもらいたかったです〜。

 
松岡孝典選手・木村裕介選手、5位入賞でフィニッシュ!おめでとうございます。
パルクフェルメに車を置いて、競技終了。 ホッと笑顔の松岡選手です。
ニシオガレージは只今の所、「全日本ラリーマニファクチャラーポイント」1位!!・・・・・・・そういうのがあれば、ですが。(^_^;)

 
北村選手、取材を受けつつ焼きそばをおめしあがりに。 こういう表情、可愛いですぅ〜♪(*^_^*) 
 
競技か終わったサービスパークはマッタリほのぼの感が漂います。
 
そしてなぜか急に始まったマウンテンバイクジャンプ競技。 先程、立てかけた板がジャンプ魂に火をつけたのだと思われます。
選手は2006年中部・近畿ラリー選手権シリーズチャンピオン中村晃規選手。
今回ニシオガレージのメカニックさんです。 ウリャッ!!
華麗なジャンプと、それを見守る北村選手の不思議な行動をお楽しみ下さい。m(_ _)m

 
ジャンプすると伸び、着地すると沈む。 さすがは北村選手、ヒザにもKYBのサスペンションが入っています♪
 
なんどかジャンプしているうちに、西尾監督がメジャーを持ってきて飛距離計測が始まります。
 
一名転倒、しかし地面が柔らかいため負傷者は出ません。 その後、みんなに「ローブになるぞ」と言われつつ、松岡選手もジャンプ。
それにしてもさすがに運動神経が良いのですね。 みなさんキレイにジャンプしていきます。

 
そんなこんなで遊んでいる間にも北村選手にはプレスのインタビューが。
 
撤収作業をして、後は表彰式会場に向かいます。
さて、私が着ているこのグレーのフリースですが、北村選手のものをお借りいたしております。
昨年とても暑かったので薄い服しか持ってこなかった私に、北村選手が貸してくださった・・・というか、着せてくださいました。
着せてくれたのであって、その逆ではないので全国の北村ファンの奥様方、どうぞご安心を。
北村選手、紳士でございます♪



『KYOTO南丹ラリー2007 in ひよし』表彰式。
 
今回のラリーもキレイな会場での表彰式ですね。
やっぱり一般のかたの参加はあまりいらっしゃいません。でも、今回は何名かいらっしゃいましたよ♪
午後3時〜というまだ早い時間ですので、もっと一般のかたもいらっしゃるといいのに、勿体ないです。

 
クラス別に表彰されていき、ニシオガレージの皆さんはJN-4クラスなので一番最後です。

京都のラリーは石田正史選手・宮城孝仁選手が優勝いたしました。
 
6位の選手から短いコメントがのべられます。
 
松岡選手は「もう電信柱のことは言わないでください…」と言ってました。(^_^;)
 
関ジャニよりもステキな(当社比)、西ガレの松岡君と木村君をよろしくお願いしま〜す♪
 
タツノリpassは、松岡選手がSS1でペストを出し、その後の3本すべてを北村選手がベストを奪いました。
そのため北村選手が「あそこはタツノリpassじゃなくユウジロウpassに変えてください」と会場を沸かせていました。


もう一つ、もう二つ上に行きたかった思いがコメントから窺えます。 次回からは竹下紀子コ・ドライバーにバトンタッチ。
またこのクルーを見られることがあるのでしょうか?次の竹下コ・ドライバーへの期待同様、それもまた楽しみにしたいと思います。


皆様、おめでとうございました。
 
さて、後は帰るだけ・・・というか恒例のレグ3(自走で帰る)です。
北村選手が見ていらっしゃるのは今回のリザルドを一冊の本にしたものです。
で、またまた北村選手と一緒に写真を撮って頂きます♪

 
そして松岡選手と木村選手とも記念撮影♪ 出口で皆様と名残惜しくお喋りをしております。
実はこの後、北村選手が自分の車で着替えて来たのですが、SUBARUブルーのTシャツでオフオフな姿がメチャクチャ可愛かったです。
平気で10歳若く見えました。 もしかすると北村選手は競技が終わると若返るのかも知れません。(^_^;)
皆様、お疲れ様でした。 今回は一緒に夢を見させていただいた気分でした。
またラリー会場へ応援しにいきます。 どうもありがとうございました。(^_^)/


帰りがけ、「いい経験をさせていただきました。いたらなくてすみませんでした。」と、西尾監督に挨拶をすると、
「いやいや完璧でしたよ。助かりました、どうもありがとう♪」と優しい言葉を頂き、チョッとウルウルいたしました・・・。
ギャラリーからラリーをする側に行ってズッポリとラリーにはまる要素はこういうところなのですね。
じんわりと心から嬉しく体感できました。
今回、近くのテントにいらっしゃった選手が遊びに来て、おみそ汁やいろいろなお菓子を食べていってくださいました。
「ウチは女性が誰も居ないから、こういうものが何もないんですよ〜」という言葉にも、
とりあえず少しは役に立ってるな、と思えました。(^_^;)

ラリー好きの女性なら、サービスをしてみたいと思うかもしれません。
もしそういう人が居たら、「ぜひお願いします!」と手を挙げてくれるチームも沢山いそうです。
需要と供給の存在はありそうなのに、その二つを繋ぐものが何もない?
それならば、どういう形かはまだわかりませんが、そういうラインを作ってみたい、
まだ先になりそうですが、HP等で何かの形に出来ればと思います。

そして今回感じたのは、女性だけではなく、ラリーやりたいとか、走りたいという男子に
一度経験してもらいたいと思いました。
オフシャルは言わずもがなですし、メカニックのお手伝いが出来ればそれもOKです。
そういうスキルが無くても、テントで選手のお世話をするサービスなら家でチョッと練習すればなんとかなりますよね。
選手どうしの話やメカニックさんの話を側で聞くことができるなんて、すごい経験ですよ。
もちろんきちんとお世話をするということが前提でね。

ラリーという存在、もっともっと自分らしくつきあっていくことが出来そうな気がします。
今回もステキな時間・・・と言うか、いつもよりさらに濃くてドキドキした時間を過ごせたことに感謝いたします。
ラリーを愛するすべての皆様に、どうもありがとうございました。

(あっ、なんか食ってる…)

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